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〒461-0045 愛知県名古屋市東区砂田橋一丁目1番14号
TEL 052-719-0810(代表)
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この仕事の魅力に気がついたのは看護師になって1年目のこと、前職である総合病院の循環器病棟で心筋梗塞の患者さまを担当していた頃でした。心疾患について学び、その患者さまと話し合うなかで人と深く関わる喜びを知り、「この経験から学んだことを生かさなければ」と思ったことを覚えています。ちょうどその頃から普及しはじめたカテーテル治療には特に興味があり、もっと知識を深めたいと思ったことが名古屋ハートセンターに入職したきっかけでした。入職後は幸いなことにカテ室安静室に配属となり、今はリーダーとしてカテーテルを受ける患者さまの看護とともに、治療スケジュールや各スタッフの調整など全体のマネジメントを行っています。
看護には経験が必要ですが、私が何よりも大切にしているのは「考えること」。カテーテルの最中に血圧が下がったり、心臓が止まったり、循環器には急変がつきものです。例えばそんな緊急事態にも10秒で処置できる看護師と、30秒かかる看護師とではリスクも変わってきますよね。たった数秒の差が、生命を救うこともある。だから薬や器材の配置一つとっても、あらゆる可能性を予測して迅速に対応できるように考えるべきなんです。私自身も後輩の看護師に目を配り、何かあったらすぐヘルプに入れるよう、常に考えて動いています。
カテーテル室では一つのケアレスミスが大事につながるので、仕事中はいつも真剣勝負。集中力と、患者さまを「看る目」が養われる場です。つらくても我慢される患者さまや、緊張から神経が過敏になっている患者さまの状況をいち早く察知し、苦痛を和らげるのは私たちの仕事。ドクターや臨床工学技士など、他職種のスタッフと協働するカテーテル室で患者さまの代弁者となり、看護師としての視点や立場を主張しながら協力し合っていくことが必要です。深い専門知識と人を看る目で、もっと患者さまを支えたい。そんな想いで挑戦したのは、カルーテルの専門知識と優れた看護技術を備えた看護師に与えられる「INE(インターベンションエキスパートナース)」という認定資格。INEを取得したことで知識が深まり、自信もつきました。「カテーテル、あっという間だったよ」、患者さまのそんな言葉は、私にとって最高の褒め言葉。“こころの温度”が上がる瞬間です。
迅速で安全な治療を提供
「カテ室安静室」
心臓カテーテル室には、2台のカメラで2方向から同時に撮影できる最新鋭のBIPLANE装置を3台設置。検査や治療に要する時間を大幅に短縮しています。心臓カテーテル検査は通常2泊3日程度の入院を必要としていましたが、当院では原則日帰りで行います。カテーテル治療は1泊2日で行っており、日帰りカテーテル検査も治療も、その実績は名古屋市内の医療機関のなかでトップクラス。患者さまの負担を軽減し、仕事や日常生活への支障を最小限にする治療を提供しています。