9月に入って暑さも和らぎ、過ごしやすくなりましたね。この季節になると食欲が湧いてくるのではないかと思います。夏バテにより落ちた体力を取り戻すために、食事はしっかり食べましょう。
今回の栄養教室は「脂質異常症の食事」として、9月17日(水)に開催しました。
栄養教室の初めに、循環器内科の鈴木頼快診療部長より脂質異常症の危険性について分かりやすく説明していただきました。
日本人の脂質摂取量が増えるに伴い、狭心症・心筋梗塞も増加しているのと言う事を例に挙げ、脂質異常症対策がいかに大切かということを話してくださいました。
鈴木頼快診療部長の話の次に、管理栄養士の方から脂質異常症の食事の注意点をスライドを用いて説明しました。
脂質異常症とは、血液検査の悪玉コレステロール・善玉コレステロール・中性脂肪が基準値外の状態にあることをいいます。この状態が続くと動脈硬化になり、血管が詰まりやすくなります。
そこで、食生活の改善策としてコレステロール・中性脂肪に影響を及ぼしやすい食品を説明し,これらの食品に偏らず、バランスのよい食事を摂ることを挙げました。また、肥満・運動不足も脂質異常に大きな影響を及ぼすため注意を促しました。
最後はいつものように試食をしながらの質疑応答の時間です。今回もたくさん質問が飛び交い、和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。
今回の試食は2品用意しました。
「秋鮭ときのこの和風マリネ」と「トマトとチンゲン菜の卵炒め」です。
試食
エネルギー293kcal
塩分:0.9g
エネルギー123kcal
塩分:0.7g
今回参加していただいたみなさま、お越しいくださいまして本当にありがとうございました。
次回10月の栄養教室は、「免疫力を付けるために」をテーマに開催します。予約不要で、無料で参加できますので、たくさんの方のお越しをお待ちしております。