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11月に入ってから、冷え込む日が多くなり、鍋料理がおいしい季節になりました。各家庭でも鍋料理が増えてきたのではないかと思います。しかし、鍋料理は塩分が多いので、塩分管理に気を付けて食生活を送りましょう。
今回の栄養教室は「高血圧の食事」として、11月19日(水)に開催しました。
高血圧の食事については、4月の栄養教室でも話しましたが、高血圧で悩んでいる方や、実は降圧剤を飲んでいる。と言った方も多くみられるため、今回のテーマとして再度取りあげました。
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栄養教室の初めに、名古屋ハートセンター副院長の太田壽城先生より運動と血圧の関係について分かりやすく説明して頂きました。
運動をすると運動中の血圧は上がりますが、運動後は下がり、毎日継続することにより安定します。それには特に効果的なのが毎日30分ほどでいいので有酸素運動を行うことが望ましい。といった内容でした。
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太田副院長の話の次に、管理栄養士の方から高血圧の食事の注意点をスライドを用いて、説明しました。
平成24年国民健康・栄養調査結果によると高血圧の人の割合は、男性35.7%、女性25.5%であり、男女ともに高い数値を示しています。また血圧は年齢とともに上昇し、50代になると男女ともに50%以上の人が高血圧と言う調査結果が出ています。
高血圧は特有の自覚症状がないため、サイレントキラーと言われています。しかし高血圧が続くと脳卒中や心筋梗塞など、命にかかわる疾病のリスクを高めるので、日頃から血圧管理が大切です。
高血圧の原因は、幾つかありますが、食生活とは深い関わりがあるため、日頃から気を付けて欲しいことを話しました。
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今回は、日清オイリオさんから減塩の商品サンプルを何点か提供して頂きました。なお、商品の詳細は日清オイリオのホームページをご覧ください。
今回の試食は2品用意しました。「鶏肉と大根の煮物」と「エリンギのカレーソテー」です。
試食
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エネルギー150kcal
塩分:0.8g
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エネルギー40kcal
塩分:0.1g
今回参加していただいたみなさま、お越しいくださいまして本当にありがとうございました。
次回12月の栄養教室は、「メタボリックシンドローム対策」をテーマに開催します。予約不要で、無料で参加できますので、たくさんの方のお越しをお待ちしております。