第25回 栄養教室「腎臓病の食事」を行いました (2015.1.15)
1月15日(水)に今年最初の栄養教室を開催しました。テーマは「腎臓病の食事」でした。
腎臓の働きは、生命維持に重要な役割が多くあり、腎臓病になると全身の健康状態の悪化につながります。
腎臓病は、一度機能が低下すると回復が困難な疾患です。また、重度の腎臓病になると、多くの場合は人口透析を必要とし、社会活動の場が低下します。しかし腎臓病は早期の治療開始で、機能低下を抑制でき、人工透析を遅らせたり、あるいは阻止することが可能です。
腎臓病の注意点は幾つかありますが、その内のひとつに食事管理があります。食事管理の基本は、塩分制限・たんぱく質摂取のコントロール・適正なエネルギー摂取で、進行状態によって、カリウム制限・リン制限もあります。今回の栄養教室では、これらの内容を中心に食生活の注意点を話しました。
三和化学研究所さんからも腎臓の働きと食事制限の重要性について、説明していただきました。また、低たんぱく食品の商品サンプルを何点か提供して頂きました。なお、商品の詳細は三和化学研究所のホームページをご覧ください。
今回の試食は2品用意しました。「厚揚げ酢豚風」と「低たんぱくご飯」です。
※低たんぱくご飯は右上の写真を参照してください。
試食
鶏肉と大根の煮物
~1食あたり~エネルギー:179kcal
たんぱく質:8.4g
塩分:0.9g
今回参加していただいたみなさま、足元が悪い中お越しいくださいまして本当にありがとうございました。
次回2月の栄養教室は、「骨粗鬆症対策」をテーマに開催します。予約不要で、無料で参加できますので、たくさんの方のお越しをお待ちしております。