2月17日(火)に栄養教室を開催し、テーマは「骨粗鬆症対策」でした。
栄養教室の初めに、名古屋ハートセンター副院長の太田壽城医師より、骨粗鬆症の原因・診断・予防・治療について、分かりやすく説明して頂きました。
次に、管理栄養士の方から骨粗鬆症の対策についてスライドを用いて、説明しました。
骨粗鬆症の方は、加齢にともない増加します。特に女性は、ホルモンバランスが崩れるため、男性に比べて骨密度が減少しやすくなります。骨密度の減少を抑え、さらに増やすためには、カルシウムは必要ですが、カルシウムさえ摂っていればいいと言う訳ではありません。腸管からのカルシウム吸収に必要なビタミンDや、骨形成に必要なビタミンK、骨の成分であるマグネシウムが必要になります。また、リンは骨の成分ですが、過剰摂取はカルシウムの吸収を妨げてしまうため、摂り過ぎには注意が必要です。
そして骨粗鬆症対策には、骨密度だけではなく、骨質も大切です。骨密度が高くても、質が悪ければ、骨折する場合も十分考えられます。この骨質をよくする栄養素が、ビタミンB6、B12、葉酸です。
また、これだけに留まらず生活習慣のおける骨粗鬆症対策は、幾つかありますが、栄養教室では食生活で日頃から気を付けて欲しいことを話しました。
キューピーさんからも骨粗鬆症について、説明していただき、骨強化のための商品サンプルを提供して頂きました。また、スズケンさん、丸八ヒロタさんからも何点かサンプルを頂きました。商品の詳細はキューピー(株)、(株)丸八ヒロタ、(株)スズケンのホームページをご覧ください。
今回の試食は2品用意しました。「干し椎茸と干しえびのあんかけ豆腐」と「ひじきサラダ」です。
試食
エネルギー:83kcal
カルシウム:147g
塩分:0.5g
エネルギー:99kcal
カルシウム:118g
塩分:0.3g
今回参加していただいたみなさま、足元が悪い中お越しいくださいまして本当にありがとうございました。
次回3月の栄養教室は、「便秘対策」をテーマに開催します。予約不要で、無料で参加できますので、たくさんの方のお越しをお待ちしております。