8月4日(火)14:00~15:00に院内ハートホールにて栄養教室を開催しました。今月のテーマは「脂質異常症の食事」です。
初めに、循環器内科の村田医師による挨拶で、狭心症や心筋梗塞を起こすメカニズムや、脂質異常症が及ぼす影響についてわかりやすく説明していただきました。
次の栄養士からの話では、脂質異常症になる食生活・生活習慣における原因や食生活の改善について説明しました。
食生活で気を付けるポイントとしては
- 適切な食事量にする
- 栄養バランスの良い食事をとる
- コレステロールの多い食品のとり過ぎを控る
- 質の良い油脂類を選ぶ
- トランス脂肪酸の摂取を控える
- 糖質の摂りすぎを控える
- アルコールの摂取量を減らす
となります。
コレステロールやトランス脂肪酸はマヨネーズやマーガリンのようにそれ自体が含まれている油脂類だけではなく、菓子パンなどそれらを原材料にした食品の摂りすぎにも注意が必要です。
最近では、コレステロールを減らしたり、エネルギー効率の良い機能性食品の油類もたくさん売られており、それらを上手に活用するのも1つの方法です。今回の試食のコールスローサラダでもコレステロールを下げる効果のある、「植物性ステロール」が配合してあるマヨネーズの「キューピーディフェ(キューピー)」を使用しました。
もう1品の試食はウーロン茶のゆで豚です。ウーロン茶で茹でることで香ばしさを持ちつつも余分な脂を落としてくれます。山椒黒酢だれであっさりと仕上げました。
試食
食塩相当量:1.3g
食塩相当量:0.2g
今月も暑い中たくさんの方にお越し頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。
次回平成27年9月の栄養教室のテーマは「腎臓病の食事」を予定しております。まだまだ暑い日が続きますが、体調に気を付けてお過ごしください。またのご参加お待ちしております。