栄養教室
第47回 栄養教室「減塩のコツ」を行いました (2016.11.16)

11月16日(木)に栄養教室「減塩のコツ」を開催しました。

開催の始まりの挨拶を兼ね、当院総長の外山先生に塩に関するミニレクチャーもしていただきました。

塩の過剰摂取は生命危機に関わる一方、戦国時代においては入手困難なものであったことから、塩(ミネラル)不足が勝敗を左右する、と言っても過言ではなかったようです。

様子

今や循環器疾患予防において、まず減塩が挙げられ、その必要性は誰もが認識している時代です。しかし、コンビニやスーパーの惣菜など簡単に誰でもすぐ手に入る食品が出回っていたり、外食産業などの発達で日本人の食塩摂取量は過多の傾向にあります。さらに塩分含有の多いとされる醤油などの調味料を使うことの多い日本食(和食)は食塩の過剰摂取に大きく影響を与えます。そんな環境下での減塩は簡単なものではなく、実践しにくいものでもあります。

では、なぜ減塩がなかなか実践へとつながらないのか。それは減塩の何を取り入れればいいのか、どの程度できれば減塩につながるのかが分からない、といったことも一理あります。そこで今回は減塩ステップ1~3の段階にレベル分けをし、頭の中を整理しながらそれぞれのステップ(レベル)ごとに 少しの意識で減塩できる具体的な手法を提案しました。

ステップ1は目に見える塩(調味料や加工品、外食など)を減らす方法です。これら調味料などは自分で加減しやすいためわりと分かりやすい減塩方法です。

ステップ2は知らずに摂っている塩(調理で使う塩や外食)を減らす方法です。特に外食などは自分の見えないところで味付けをされているため、何がどれだけ入っているか分かりません。そういった場合は自分の食べ方や選び方のコツが必要になります。

ステップ3は調理の工夫での減塩です。これは調理をすることが前提にはなりますが、食材の選び方や切り方などほんの少しの工夫で減塩につなげることができます。

様子

試食では塩を全く使わない塩ゼロ料理を紹介しました。
「さんまのしそ巻き焼き」と「小松菜のレモン和え」です。

どちらも香味野菜、かんきつ類、香辛料などを活用して塩を全く使わずに仕上げました。また、さんまなど旬の食材を利用することも減塩でもおいしく調理できるコツとなります。

試食

料理
さんまのしそ巻き焼き
料理
小松菜のレモン和え

お忙しい中、栄養教室にご参加いただきありがとうございました。
今回は日程変更をしたため、ご迷惑をおかけしてしまった方もみえたかと思います。 この場を借りてお詫び申し上げます。

様子

また、今後の予定は下記のとおりです。またのご参加をお待ちしております。。

  • 12月15日(木)「肥満対策」
  • 1月17日(火)「ロコモって何?ロコモ対策」
  • 2月15日(水)「糖尿病の食事」

いずれも14:00~15:00に開催します。無料でどなたでもご自由に参加できます。(予約不要)

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