栄養教室
第51回 栄養教室「骨粗鬆症対策」を行いました (2017.3.16)

3月16日(木)に「骨粗鬆症対策」をテーマに栄養教室を開催しました。

初めに、循環器内科の村瀬医師より、骨粗鬆症の原因・予防・治療を骨代謝と食生活の注意点を含めて、分かりやすく説明して頂きました。

様子

次に、管理栄養士の方から食事からできる骨粗鬆症対策をスライドを用いて説明しました。

様子

骨粗鬆症の防ぐには、“1. 骨代謝のバランスを整え、骨密度を増やし、減少を抑える”ことと“2. 骨質を良くして、骨強度を上げる”ことが挙げられます。

  1. 骨代謝のバランスを整え、骨密度を増やし、減少を抑える  骨は常に“壊す”“造る”を繰り返しています。このことを骨代謝といい、バランスが崩れると骨密度が減少します。骨密度の減少を抑え、さらに増やすためには、カルシウムをはじめ、ビタミンD、ビタミンK、マグネシウムなどの栄養素が必要になります。また、リンは骨の成分ですが、現代の食生活では不足することはなく、むしろ過剰摂取が懸念されています。その原因のひとつにリンは加工食品に多く使用されていることがあげられ、カルシウムの吸収を妨げてしまうため注意が必要です。
  2. 骨質を良くして、骨強度を上げる  骨粗鬆症対策には、骨密度だけではなく、骨質も大切です。骨密度が高くても、質が悪ければ、骨折する場合も十分考えられます。この骨質をよくする栄養素が、ビタミンB6、B12、葉酸です。

また、上記以外にも“無理なダイエットは控える”“食塩を摂り過ぎない”“アルコールの過剰摂取は禁止”などといった骨粗鬆症対策は幾つかあり、栄養教室では、日頃から気を付けて欲しいことを話しました。

今回の試食は、3品用意しました。
「ご飯(元気な骨入り)」「ひじきジャコの炒め物」「干し椎茸の卵あんかけ豆腐」です。

試食

料理
ご飯(元気な骨入り)
料理
ひじきジャコの炒め物
料理
干し椎茸の卵あんかけ豆腐

キューピー(株)さんからは「元気な骨」、中新製菓(株)さんから「カルシウムウエハース」を提供して頂きました。商品の詳細はキューピー(株)中新製菓(株)のホームページをご覧ください。

今回参加していただいたみなさま、本当にありがとうございました。
今後の栄養教室の予定は下記のとおりです。

  • 4月21日(金)「脂質異常症」
  • 5月16日(火)「貧血対策」
  • 6月21日(水)「がんばろう!塩分管理」

いずれも14:00~15:00に開催します。
無料でどなたでもご自由に参加できます。(予約不要)

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