8月18日(金)に「血糖値が気になる方へ」をテーマに栄養教室を開催し、初めに当院副院長の太田先生より、挨拶をして頂きました。 『血糖値が気になる方が運動習慣をつけることにより、体に与える3つの良い効果がある。
- 体内の糖を消費し血糖値を安定させる
- 血糖値を下げるホルモンのインスリンの働きが良くなる
- 筋肉量が増えて、エネルギー代謝が良くなる』
と言った内容でした。ただし、適正な運動量は人それぞれ違うため、主治医に相談することが望ましいとの事でした。
次に、管理栄養士の方から食事で改善できる血糖コントロールについて、スライドを用いて説明しました。
血糖値とは血液中に含まれる糖質(ブドウ糖)の濃度です。糖質は脳や筋肉のエネルギー源であり、大切な働きがあります。ただし、血糖値が高いと糖尿病と診断され、治療せずに放置しておくと、3大合併症といわれる、神経障害・網膜症・腎臓病に罹りやすくなります。また、糖尿病は動脈硬化にも関わり、脳卒中や心筋梗塞など、命にかかわる疾病のリスクを高めます。
糖尿病治療の基本は、食事療法・運動療法です。これでも血糖コントロールが不十分であれば、薬物療法やインスリン治療が加わってきます。栄養教室では食事療法について説明しました。
食事療法の基本を“食事の量”“食事の質”“食事の食べ方”として説明しました。
理想的な食事を毎食摂ることは難しいですが、少しずつバランスのよい食事に近づけて、挫折をせずに継続してほしいと思います。
最後は和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。いつものように今回もたくさん質問が飛び交いました。
今回の試食は、2品用意しました。「豚肉とこんにゃくの炒め煮」「ラカント入りヨーグルト」です。
豚肉とこんにゃくの炒め煮
ラカント入りヨーグルト
日清オイリオさんからは「食事のおともに食物繊維入り緑茶」、H+Bライフサイエンスさんから「低カロリー甘味料マービー」を提供して頂きました。商品の詳細は日清オイリオやH+Bライフサイエンスのホームページをご覧ください。
今回参加していただいたみなさま、本当にありがとうございました。今後の栄養教室の予定は下記のとおりです。
- 9月20日(水)「腎臓機能低下が気になる方へ」
- 10月17日(火)「脂質異常症の食事」
- 11月16日(木)「免疫力を高めよう!」
いずれも14:00~15:00に開催します。 無料でどなたでもご自由に参加できます。(予約不要)