3月20日(水)に栄養教室「知っておこう!免疫力UP術」を開催しました。
初めに、循環器内科江原医師より、免疫について分かり易く説明がありました。
『免疫とは、病原菌などの外敵から体を守ったり、体内で生じた有害な細胞を排除する自己防衛機能です。免疫力が低下すると、風邪に罹ったり、癌など生命にかかわる病気になる危険性もあります。免疫力低下の原因は、生活習慣の乱れにあり、特に栄養不足は大きな原因の一つです。反対に免疫力を付けるためには、バランスの良い食事を摂ることが大切です。』と言った内容でした。
次に、管理栄養士から食生活からできる免疫力UPについてスライドを用いて説明しました。
食生活で気を付けてほしいことは、バランスのよい食事を摂ることが大前提です。そしてたんぱく質の適度な摂取と抗酸化作用のある栄養素を心掛けて摂取することで病原菌やウイルスなどに対する抵抗力が増加します。また意外かもしれませんが腸内環境を整えることも非常に大切です。腸には免疫細胞の60~70%が存在すると言われているため、整腸作用のある食品を心掛けて摂ることも必要です。
- 良質たんぱく質の多い食品
たんぱく質は免疫細胞の構成成分
免疫細胞を生成し、免疫力アップ - 抗酸化食品
活性酸素を取り除き、免疫力アップ - 整腸作用のある食品
腸内環境を整え、免疫力アップ
ただ日頃から食生活を気を付けている方でも、風邪に罹り、食欲が低下することがあります。そのような時は、食べやすい物からエネルギー補給をし、温かい料理・消化のよい食べ物を選択し、水分をこまめに摂ることを心掛けましょう。
- エネルギーを補給
発熱で体温が上がると、たくさんのエネルギーが消費される
エネルギーはしっかり補給し、食欲のない時には、果物や果汁から補給をする - 温かいメニューで体を冷やさない
体を温めることにより、免疫細胞が活性化する - 消化の良いメニューにする
風邪にかかると胃腸機能が低下するため、消化の良いものを選び、脂っぽい物は控える - 水分はこまめに摂取
発熱・下痢により大量の水分が失われるため、こまめに水分補給をする
サンプルとして(株)クリニコさんから「ビフィズス菌末BB536」を提供して頂きました。商品の詳細は各社のホームページをご覧ください。
今回参加していただいたみなさま、本当にありがとうございました。
今後の栄養教室の予定は下記のとおりです。
- 4月18日(木)“ようこそ減塩ワールドへ~減塩のポイント伝えます~”
- 5月24日(金)“見直そう骨のこと~骨粗しょう症も生活習慣病のひとつです~”
- 6月18日(火)“放っておくと怖い、糖尿病!”
いずれも14:00~15:00に開催します。 無料でどなたでもご自由に参加できます。(予約不要)