10月16日(水)に栄養教室「分かりやすい、腎臓病の食事療法」を開催しました。
初めに、循環器内科江原医師より、腎臓の働きについて分かりやすく説明がありました。
『腎臓は老廃物(尿)を生成する臓器として一般的に知られていますが、他にも体液の調整や一部のホルモン生成に関係があり、生命維持のために欠かせない働きをしています。腎臓は沈黙の臓器と呼ばれており、負担がかかっていても体調に変化が出にくく、知らない間に腎機能が低下している場合もあります。そのため腎臓病を早期発見することはとても大切です。また発見しても生活習慣を改善しなければ悪化をたどる一方なので、透析の導入を防いだり遅らせるために、正しい食事療法を学び、実行しましょう。』と言った内容でした。
次に、管理栄養士から食生活で心掛けてほしいことをスライドを用いて説明しました。
早期に腎機能の低下を見つけるには、血液検査や尿検査が有効なため、定期的な健康診断が必要です。そして腎臓病が疑わしいと診断されたら、早めに治療に取り掛かりましょう。
食事管理の基本は、“食塩制限”“たんぱく質制限”“適正エネルギーの摂取”“カリウム制限”で、腎臓病の進行具合により、制限は変わります。 食事管理は大変ですが、人工透析を遅らせたり、あるいは阻止するために頑張りましょう。
サンプルとしてキッセイ薬品工業(株)さんから「たんぱく調整食品や減塩食品」を提供して頂きました。商品の詳細は会社のホームページをご覧ください。
今回参加していただいたみなさま、本当にありがとうございました。
今後の栄養教室は以下の通りです。ご参加お待ちしております。
- 11月19日(火)「食生活に気を付けて免疫力を上げよう!」
- 12月19日(木)「簡単にできる!減塩の工夫」
- 1月21日(火) 「食生活から骨粗鬆症を予防しよう!」
いずれも14:00~15:00に開催します。 無料でどなたでもご自由に参加できます。(予約不要)