栄養教室
第13回 栄養教室「腎臓に負担をかけない食事~たんぱく質編~」を行いました (2014.1.16)

年が明け、1月に入り一段と寒さを厳しく感じるようになりました。
気温の変動で体調を崩しやすいこの時期、インフルエンザやノロウイルスが流行っています。
感染予防対策として、うがいや手洗いを励行し、十分体調管理に努めてください。

その寒い中、1月16日に開催された第13回栄養教室には多数の方々に参加して頂きました。

今回のテーマは「腎臓に負担をかけない食事~たんぱく質編~」でした。腎臓病の食事療法についての栄養教室は今回で4回目となるので、復習と続編を兼ね、主にたんぱく質の話を取り上げました。

様子

最初に循環器内科医の江原先生より挨拶して頂き、腎機能を温存するには食事療法が必要ですが、それには1人1人の状態に合わせた適正な方法が重要であることを説明して頂きました。

引き続き、栄養士によるスライドを使って食事療法の説明に入りました。
腎臓の食事療法のポイントは、「たんぱく質の制限」「エネルギーの確保」「塩分の制限」ですが、たんぱく質を制限すると必然的にエネルギー不足に陥りやすいため、上手にたんぱく質を制限しながらもエネルギーは十分かつ適正に補うことが重要です。
そこで、食品構成表を用いて食品に含まれるたんぱく質の量を示し、主食や副菜にもまれるたんぱく質を考慮した上で主菜となるたんぱく質を摂る。そして不足分のエネルギーは、たんぱく質が少なくカロリーのある食品や調理法の工夫で補う。といった具体的な手法を説明しました。

様子

その時に必要不可欠になるのがたんぱく調整食品であり、今回はキッセイ薬品さんに来て頂いて、たんぱく調整食品である低たんぱくご飯の説明や、商品のこだわりなどを話して頂きました。さらに、たんぱく調整食品を利用することで得られるメリットや、その上手な活用方法なども話して頂きました。

なお、たんぱく質調整食品やエネルギー補給食品についての詳細は、「キッセイ薬品ヘルスケア事業部」のホームページをご覧ください。

様子

次の試食の時間では、低たんぱくご飯を利用した「いなり寿司」、たんぱく質が0gでエネルギーが得られる春雨を使った「春雨の五目炒め」、茄子の油の吸収率を活用した「茄子の甘酢漬け」を用意しました。 キッセイ薬品さんの宅配弁当のサンプルや商品の展示も見ることができ、とても和やかで有意義な時間となりました。

様子

今回も栄養教室に多数ご参加いただき、ありがとうございました。
次回は「腎臓に負担をかけない食事~カリウム編~」も予定しておりますので、またのご参加をお待ちしております。

試食

料理
低たんぱくご飯のいなり寿司
1人分エネルギー:236kcal
たんぱく質:3.8g
塩分:0.01g
料理
春雨の五目炒め
1人分エネルギー:85kcal
たんぱく質:2.6g
塩分:0.4g
料理
茄子の甘酢漬け
1人分エネルギー:86kcal
たんぱく質:0.6g
塩分:0g
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