栄養教室
第64回 栄養教室「アルコールとの上手な付き合い方」を行いました (2018.4.20)

4月20日(金)に「アルコールとの上手な付き合い方」をテーマに栄養教室を開催しました。初めに、心臓血管外科の澤田医師より、挨拶させて頂きました。

『アルコールは飲んでもの良いが、飲みすぎると様々な疾病のリスクを上げます。そのため適量摂取量を守り、休肝日を作りながら、アルコールと付き合うことが大切である』と言った内容でした。

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次に、管理栄養士の方から“アルコールとの上手な付き合い方”をスライドを用いて、説明しました。

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アルコールは血行促進・動脈硬化予防・ストレス解消など、様々なメリットがあり、「酒は百薬の長」という言葉もよく知られています。しかし、これはあくまで適度な飲酒をしたときに限ります。

厚生労働省が推進する「健康日本21」では、「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールにして約20g程度です。

適量の目安

毎日多量のアルコールを摂取すると、人体の様々な部分に影響を与えます。また、体質的にアルコールを分解する酵素が少ない方(低活性タイプ)や全くない方(不活性タイプ)は、無理やりアルコールを摂取すると癌や肝硬変などの疾患の発症率が上がります。このような方は、飲酒の練習しても酵素は増えませんので注意してください。

アルコールがもたらす病気

アルコール体質のチェックリスト





上記にひとつでもあてはまる人は、不活性タイプの可能性があります。

心疾患を持つ方へ できればアルコール抜きが理想ですが、どうしても飲みたい時は以下のことを守りましょう。

  • 適正量を守る
  • 塩辛いおつまみ、糖質やカロリーの高いおつまみは避ける
  • 入浴・運動前は飲酒を避ける
  • 寝酒は避ける
  • 連日の飲酒は避ける

最後に・・・

アルコールを飲むときは楽しんで飲むことが大前提です。飲みすぎて体調を損ねたり、事件事故を招いてはせっかくの楽しいお酒が台無しです。そのためには、アルコールの適量を守り、休肝日(できれば週2日以上)を作る、そして社会人として節度ある飲酒を心掛けましょう。

様子(株)大塚製薬工場さんから「OS-1」を提供して頂きました。二日酔いには、水分補給が大切です。

商品の詳細は(株)大塚製薬工場さんのホームページをご覧ください。

今回参加していただいたみなさま、本当にありがとうございました。
今後の栄養教室の予定は下記のとおりです。

  • 9月19日(水)「そのままにしないで、脂質異常症」
  • 10月16日(火)「減塩管理、食事でできるひと工夫」
  • 11月15日(木)「鉄だけではない!貧血対策」

いずれも14:00~15:00に開催します。
無料でどなたでもご自由に参加できます。(予約不要)

また勝手ながら5月、6月、7月、8月は院内改装のため、栄養教室は中止とさせて頂きます。

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