栄養教室
第65回 栄養教室「そのままにしないで!脂質異常症」を行いました (2018.9.19)

9月19日に栄養教室「そのままにしないで!脂質異常症」を開催しました。

院内改装のためにしばらくハートホールが使用できなかった都合上、数ヵ月間、栄養教室の方をお休みさせていただいておりました。今月は5ヵ月ぶりの開催となりましたが、たくさんの方にご参加いただけました。ありがとうごじました。

新しいハートホールでの初めての栄養教室の挨拶は7月より入職した心臓血管外科医の川口先生です。
毎日、心臓の手術をしている川口先生からのコメントは、「日ごろの生活の乱れの末路がバイパス手術に…なんてことにもなりかねない」といった内容でした。

様子

脂質異常症といっても様々なタイプがあり、中性脂肪が高い方、善玉コレステロールが少ない方、悪玉コレステロールが多い方が分類されますがどれか一つでもあてはまれば脂質異常症と診断されます。

血液中の脂質が多いと、やがて動脈硬化に進展し、狭心症や心筋梗塞などのリスクが上がります。また血圧にも深く関係しており、高血圧と脂質異常症を持ち合わせていると、さらに血管疾患のリスクが跳ね上がります。そうならないよう、一次予防、二次予防をふまえた生活改善、食事内容の見直しをすることが大切です。

様子

そういったことを踏まえて、日々の食事の中で意識してほしい事、食事や間食の摂り方、積極的に食べてほしい物などを中心にお話ししました。

また、活動するためのエネルギー源になる中性脂肪と、ホルモンなどを作り出す材料となるコレステロールは、体内での役割や代謝が異なるため、それぞれの作用機序を説明し、意識するポイントをお伝えしました。

そして運動!! エネルギーを消費したり、代謝を上げたり、脂質の活性ホルモン分泌には運動が重要です。食事だけでなく、運動も併用して包括的な生活改善、脂質改善を目指していきましょう。

適量の目安

最後に株式会社フェローさんより「えごまオイル」の紹介がありました。

えごまオイルのようなω3の油脂は、血液をサラサラにし、コレステロールなどを下げてくれる働きがあります。青魚と同じ成分の油脂ですので、こういった油脂の他に魚は積極的に食べましょう!

アルコールがもたらす病気

病院の都合でしばらく栄養教室をお休みさせていただいていたにもかかわらず、今回もたくさんの方にご参加いただき感謝申し上げます。今後も引き続き栄養教室は開催していきますので、宜しくお願い致します。

今後の予定は以下の通りですとおりです。

  • 10月16日(火) 減塩管理 食事でできるひと工夫
  • 11月15日(木) 鉄だけでない 貧血管理
  • 12月21日(金) 腎臓を守るための食事

いずれも14:00~15:00に開催します。
無料でどなたでもご自由に参加できます。(予約不要)

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