診療看護師

特定行為研修 NOW!

特定看護師活動報告
2024.05.16 更新

 2021年度の特定行為看護師運営委員会の立ち上げから2年が経過し、委員会活動として手順書の作成・改訂、実践レポートの作成・共有、学会での活動報告、スキルアップセミナーの計画・運営などを行い、活動実践も活発になってきました。2023年度の特定行為実践は約300例まで増加しています。
今年度は特定行為看護師が14名に増え益々活躍が期待されており、活躍の場の拡大や修了生の育成貢献など、特定看護師のスキル維持・向上につながる研修制度を整備する段階へと差し掛かってきています。新メンバーと共に特定行為実践のアウトカムを考え、医師・看護スタッフの理解を深め、何より患者さんに良い影響をもたらすことができるような活動を心がけていきたいと考えています。

文責:石川里絵

特定看護師活動報告
2024.04.08 更新

 2023年度の特定行為研修修了認定審査を3月22日に行いました。当院のHCU所属のスタッフ1名と、伊勢赤十字病院の2名、計3名の方が無事に修了認定されました。2023年度は、外部で特定行為研修の修了認定を受けたスタッフが2名おり、結果、13名の特定看護師が在籍することとなります。
 特定看護師の活用については課題がありますが、益々の活躍に期待が高まっています。

指導風景

特定看護師活動報告
2023.9.28 更新

当院の特定行為修了看護師(以後、特定看護師)は、HCU・病棟・カテ室に所属しており今年度合計10人となりました。その中でHCUでは5名の特定看護師が所属しております。

HCUでの活動内容の例を挙げると、手術直後の患者を対象に、医師の包括的指示のもと手順書に沿って呼吸状態をアセスメントし、人工呼吸器のウィーニングの実施や、循環動態をカテコラミン投与量の調整、脱水に対する輸液量の調整などを行っています。特定看護師が患者の状況に応じて早期に対応することにより、患者の苦痛の軽減を図ることができており、また、医師の業務負担軽減にも貢献できていると考えられます。

また病棟では栄養士と共同し患者の不足エネルギーを計算して、高カロリー輸液投与量の調整等を行っています。さらに救急対応場面では診療看護師の指導のもと、心エコーを実施し脱水や心機能の評価ができるように訓練中です。

このように徐々に活動範囲を増やしていますが実践件に個人差がある現状であり、今後はすべての特定看護師がそれぞれの分野で実践件数を増やしていくことが課題です。今後もフォローアップ研修や症例検討会を実施して、特定看護師が活躍できるようスキルアップに努めていきます。

報告者:小林瑞穂

当院の特定区分別実践件数(2023年4月1日~2023年8月31日)
特定行為区分 特定行為 件数
呼吸器関連 侵襲的陽圧換気の変更 34
非侵襲的陽圧換気の設定の変更 5
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 16
人工呼吸器からの離脱 25
栄養及び水分に係る薬剤調整 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 1
脱水症状に対する輸液による補正 18
循環動態に係る薬剤投与関連 持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 22
持続点滴中のナトリウム、カリウムまたはクロールの投与量の調整 0
持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 11
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 0
持続点滴中の利尿剤の投与量の調整 0
感染に係る薬剤投与関連 感染兆候があるものに対する薬剤の臨時投与 1
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 インスリン投与の調整 2
特定看護師活動報告
2023.1.12 更新

2022年12月27日 に特定行為研修フォローアップ研修が開催されました。名古屋ハートセンターの診療看護師 鈴木拓郎先生が講師となり、『フォーカスとは何か?~心エコーから病態を学ぶ~』というテーマで、エコー検査に関する内容でした。

理解が難しいエコー検査ですが、座学終了後、実際にプローベを手に取り体験する事で具体的な手技法を知り、大変貴重な学びになりました。また実際の画像から、正常な心機能(EF)の判断や、弁逆流の有無、またIVCの呼吸変動から体液量貯留を実際確認するなど、アセスメントに役立つ内容を学ぶことが出来ました。

実臨床において、適切に患者さんの病態や体液量の評価等に生かせるよう繰り返し実践していくことの必要性を特定看護師各々が感じる事ができました。これからも積極的に研修に参加し、学びを深め実践に生かしていきたいと思います。

文責;山本佐千子

指導風景

指導風景

特定看護師活動報告
2022.9.2 更新

特定看護師として活動し丸1年が経過しました。今年度当院では新たに2名が加わり、計8名で活動しています。現在は昨年度作成した手順書を基に現場で実践を重ねています。

活動するにあたっては様々な問題があります。

その一つに所属の場所によっては特定行為がなかなか出来ないため、特定看護師間で実施に差が出来てしまうことです。(当院では特定看護師の配属が病棟だけに限らず、手術室・カテーテル室・外来と多種多様です。)

その問題解決に皆が特定行為を実施した内容について特定行為実践症例記録として皆で共有できるようにしました。

まだまだ、課題は山積みですが、1つずつ解決してより特定行為を院内でも広げていけるように努めています。

文責;大和谷文香

指導風景
HCUにて症例検討会

2021年度特定行為研修修了認定のご報告
2022.4.15 更新

2021年度特定行為研修は、3名が無事に修了されました。
1名は、2020年度に引き続き、追加区分を受講されています。

2022年度は、新たに「呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連」の区分を追加いたしました。三重県のクリニックから1名、当院から5名の方が受講されます。

指導風景

特定行為に関する交流集会に参加しました
2021.11.30 更新

今回、私たちは10月に開催された循環器看護学会において、特定行為に関する交流集会に参加しました。当院で特定行為を行うにあたり、周囲の理解、業務との両立が必要になってきます。他施設の特定行為の環境整備、実践方法を参考にして、今後の私たちの活動に活かしていきたいと思います。

また、11月には診療看護師によるスキルアップ研修(第1回エコー)を行いました。特定行為の1つである脱水の評価に活かせるよう、実際にエコーを用いて技術を磨き、知識を深めることができました。これまで私たちは、エコー結果を見てアセスメントをしていましたが、研修後は積極的にエコーを行うことで、自分の目で確認して評価する主体的な姿勢へと変わってきています。当院では利尿剤を使用する頻度が多いため、脱水の評価は日々欠かせません。フィジカルアセスメントに加え、エコーでの評価を行うことで、より正確で迅速な介入へと繋げていけたらと思っています。

今後も様々な研修を通して、更なるスキルアップを目指していきたいと考えています。

文責:特定看護師 宮田さやか

指導風景

特定看護師の活動報告
2021.9.29 更新

循環器専門病院である当院の特色を生かした手順書が、ようやく完成しました。医師、診療看護師の指導のもと充実した内容に仕上げることができました。これからこの手順書をもとに臨床で活動していきます。

更に特定看護師であるバッチも完成し、特定看護師であることの使命感が高まり、責任の重さを実感する日々です! もっともっと私たちの存在を知ってもらえるよう積極的に活動し、成果を上げていきたいと考えています。

文責:特定看護師 中村由美

指導風景

特定看護師の活動報告
2021.6.7 更新

当院は、2019年度より特定行為研修を実施しています。

現在までに、院外からの受講者を含め8名の方が修了されました。また、認定看護師教育課程において学んだ2名も新たに加わる予定です。それぞれ、病棟、HCU、手術室、カテーテル検査室などで勤務中ですが、「どのように活動すべきか」「リソース活用してもらえるか」悩んでいました。特定看護師の皆さんで相談、検討し、特定看護師の活動環境の構築を目的とした『特定看護師運営委員会』を今年度立ち上げました。

当院に在籍する3名の診療看護師からの指導を仰ぎ、質も担保しながら、特定看護師として自主的に活動しています。活動内容は、循環器専門病院の当院に適した手順書への改訂、実践レポートの作成、症例報告会や活動報告会の開催などが予定されています。

今後の活躍に期待しています。

文責:特定行為研修責任者 前田靖子

※特定看護師・・・特定行為研修修了者を当院では「特定看護師」と呼びます

記念撮影

2020年度特定行為研修は6名が無事に修了されました
2021.3.18 更新

2020年度特定行為研修は6名が無事に修了されました。伊勢赤十字病院から1名、豊橋ハートセンターから1名、当院から4名が受講。3月17日に大川院長より、修了認定証が授与されました。

記念撮影