⑦再手術について
過去に他院で手術を行い、もう一度手術が必要になった患者様が、当院には数多く来院されます。2回目以上の手術を再手術と呼びますが、初回に比べて手術危険度が上がると言われています。
原因は、傷が治る際に周囲組織とくっつき(癒着)、再手術ではこれらを剥がす必要がある(剥離)からです。“癒着剥離”と呼ばれる操作が加わるため、どうしても出血や不整脈のリスクが上がるのです。
当院には、愛知県内のみならず、全国から再手術のために患者様が来院されます。なかには3回目、4回目の方もおられます。現在まで約300例の再手術を行ってきましたが、様々なアプローチ法を考え、より安全に手術が遂行できるよう行ってきました。その結果が、現在の良好な成績につながっていると自負しています。